※巻上げが出来ません。不動・ジャンクです
■キズ汚れ程度
風防:中
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:中(社外品)
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■ 1. ロードマーベルとは
ロードマーベル(Lord Marvel)は 1960年代のセイコー高級機ライン の一つで、
上位にグランドセイコー(GS)、同格にキングセイコー(KS)が存在する中で、
「精度の高い高級手巻き機」 として展開されたシリーズです。
マーベル(1956)の流れをくむ“高精度手巻き系統”の発展版で、
ロードマーベルは1961年の初代登場から改良を重ね、
後期にはハイビート化(36,000振動)を実現します。
■ 2. 5740-8000 はどの年代?
● 製造時期
1967〜1974年頃
ロードマーベルの中でも後期の主力モデルであり、
最も普及した“スタンダードロードマーベル”と言える存在です。
■ 3. 搭載ムーブメント:Cal.5740A
5740-8000に搭載される Cal.5740A は、
ロードマーベルの標準機として完成度の高い手巻きムーブメントです。
● スペック
手巻き
18,000振動/時(ロービート)
23石
秒針規制(ハックなし)
精度の安定性に定評
後年のハイビート版(5740C:36,000振動)が1967年に登場しますが、
5740-8000 は ロービートの最終世代 にあたり、
耐久性・整備性・精度バランスが非常に良いと評価されています。
■ 4. デザインの特徴
5740-8000 は 1960年代~70年代の過渡期デザインをよく表しています。
● ケース
ステンレスまたは金張り
シャープなエッジのあるラグ
サイズは約35mmで現代でも使いやすい
● 文字盤
バーインデックス
ドーフィン針
“LORD MARVEL” ロゴ
6時位置に “23 JEWELS” 表記
シンプルかつ上品なドレスデザイン
● 裏蓋
スクリューバック
後期は“盾マーク”のメダリオンを装備する場合もあり
■ 5. 系譜の中での位置づけ
ロードマーベルは以下の流れで進化しています:
マーベル(1956)
→ ロードマーベル初代(1961)
→ ロードマーベル 5740A(1960年代中期)
→ ロードマーベル 36000(5740C/1967)=国産初のハイビート
→ 1970年代中盤にシリーズ終了
5740-8000 はこの中で
「ハイビート誕生直前のロードマーベル完成期モデル」 にあたります。
■ 6. なぜ人気があるのか
5740-8000は、ヴィンテージ市場で評価が高く、理由は以下です:
手巻き機の中では抜群の整備性
精度の安定性
過度に高額化していない
クラシックで普遍的なデザイン
GS/KSより控えめな価格で“セイコー黄金期の高級機”を楽しめる
“隠れた名機”といわれることも多い一本です。
■ まとめ
セイコー ロードマーベル 5740-8000(1967〜74) は、
ロードマーベル後期の完成度の高いスタンダードモデル
18,000振動の信頼性の高い手巻きムーブメント
シンプルで質感の高いドレスデザイン
後のハイビート 36000 に続く重要な位置付け
現代でも実用時計として十分使える名機
として、ヴィンテージセイコーの中でも価値ある存在です。
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